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4月18日発売の即席麺「あきた そば街道」=そばの里づくり協議会提供

 秋田県南西部のソバ業界が即席麺「あきた そば街道」を4月18日から販売している。麺に由利本荘市産のソバ粉を、つゆに比内地鶏を使ったご当地商品だ。どんぶりに麺を入れ、湯をかけて3分待てば、ソバどころの味が楽しめる。

 商品化したのは、同市と羽後町、にかほ市で活動するソバの生産者や加工業者、提供店と県でつくる「そばの里づくり協議会」。昨年8月に発足し、県産ソバの付加価値化などに取り組む。

 県園芸振興課によると、県内の2022年産ソバ作付面積は4450ヘクタールで、北海道、山形県に次ぐ全国3位。その中でも、豊かな香りが人気の由利本荘市石沢地区産のソバを地元業者が製粉、製麺して商品化した。

 開発期間は昨年9月~今年2月。生麺でも乾麺でもなく、賞味期限が長く常温保存できる手軽な即席麺にした。同協議会によると、製粉の工夫や油で揚げない製法で、麺のツルツル食感を残しつつソバの香りを最大限に引き出した。県特有の商品にするため、ソバつゆに比内地鶏の鶏油(チーユ)を使ったという。

 1袋(1食分)は麺50グラムとつゆ、具材(ネギ・七味)入りで希望小売価格400円。由利本荘市のハーブワールドAKITAや道の駅東由利、石沢学校食堂、秋田市の秋田駅ビル・トピコのあきたくらすなどで買える。

 売り上げ目標は年間1万食。協議会の藤原洋介会長は「県ソバ生産者の自信の一品。県産ソバの風味を感じて欲しい」と話す。問い合わせは、そば研(0183・55・8091)へ。(吉田耕一)

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